診察室で医師に嫌がられるNG行動5選

医療

こんにちは、コタロウです。

えらそうなタイトルで申し訳ありません。不安な気持ちで診察に来られる患者さんが多いのは承知していますし、非難する気はあまりありません。しかしながら、患者さんの行動のうち、私から見たら、

コタロウ
コタロウ

その行動は、患者さん自身が損するんじゃないかなぁ

と感じることがあるのです。

この記事では、診察室や面談で、我々がよく経験する患者さんのNG行動について解説します。

悪気なくやっていることや、「こんなことがマズイのか?」と思うこともあるかもしれませんが、より良い患者医師関係を築くために、役立つと思いますので、是非お読みください。

「余計なことはせず、医者の言う通りしてください」という意味では決してありません。医師からの説明は一方通行になりやすいですが、聞きたいことは何でもしっかりと尋ねてください。そこで遠慮しては、良い関係、良い治療がむずかしくなりますから。

診察室て医師に嫌がられるNG行動5選

  1. 面談内容を録音する
  2. 理解してないのに「お任せします」と言う
  3. ネットで調べた間違った知識を信じ込む
  4. お金を渡そうとする
  5. 他院の悪口を言う

面談内容を録音する

医師
医師

昨日外来で、断りなくスマホで録音始めた人がいて、びっくりしました。

あれじゃあ、「お前の言うことは全部録音してるからな」って脅かされてる気になります。

これは単にマナーの問題かもしれません。驚くべきことですが、患者さんのなかには、診療注の音声を無断で録音する人がいます。医師も人間ですから、シンプルに無礼だと思いますね。

もし「録音させてもらっていいですか?」と言ったとしても、

患者さん
患者さん

私はあなたとこの病院を信頼していませんよ。

なにかあれば証拠にしますよ。

と言っているようなものです。

そもそも録音されて困るようなことは言いませんし、聞かれたら「いいですよ」としか言いようがないですから、私は容認していますが、「この患者さんは、医師と信頼関係を築くつもりはないのだな」と強烈にインプットされます。

もちろんその後の診療内容に差別はしませんが、決して得することはありません。信頼関係を築きたければ、止めておいたほうがよいです。

理解してないのに「お任せします」と言う

医師の説明をよく聴いて、説明に納得していただいたうえで、

患者さん
患者さん

説明よく分かりました。

あとはお任せします。

というのは、もちろん問題ありません。

ここで言っているのは、説明を理解しないまま、「まぁ任せるから、ええように頼みますわ」というような場合です。散髪屋さんでは私もよく言うことですが、医療現場では言ってはいけません。

医療行為とくに手術のように身体に負担をかけて病気を治そうとする治療には、リスクが伴います。治療法によっては、「やらない方が良かった」結果になることもあり得ます。極端な例では、他に手段がない成功率5%の手術は、リスクを理解して「任せる」と仰っている患者さんにはトライできますが、「よく分からんけどお任せしますわ」という患者さんには絶対に行ないません。

全てを理解するのはむずかしいでしょう。しかし、分かりやすく説明する努力は医師側もしているはずです。納得できるまで質問してください。医師と患者さんが、病状について同じ認識でいることが、信頼関係には必要と思います。

ネットで調べた間違った知識を信じ込む

エビデンス(きちんとした根拠のあること)があればよいので、遠慮なく意見してもらえればと思います。

しかし、医師もネットの情報くらいは検討済みで、そのうえでお話しています。少なくとも、信じるに足るデータがどこにあるのか示せるようにしておかないと、一蹴されるでしょう。

信頼できる医学知識を自分で調べることは、病気をきちんと理解するという意味で、とても良いことと思いますし、それを否定するものではありません。

お金を渡そうとする

不景気のせいか、最近はずいぶん減りましたが、手術前に「気持ちです」と言って、金銭を渡そうとする方がいらっしゃいます。

気を遣っていただくこと自体はありがたいことですが、これは不要です。まさに「お気持ちだけで」結構です。お金などいただかなくても、気持ちは伝わります。また、外科医含めて医療者のモチベーションはお金ではありません。

また、病院の方針として、基本的には禁止されていることが多いことも知っておいてほしいです。

少なくとも、治療の内容もサービスも、お金で影響されることはありませんから、もっと有意義なことに使っていただけたらと思います。

個人的には、「どうしても受け取ってほしい」とおっしゃる方には、正式に病院に寄付していただけることをご案内しています(例えばこのページ)。

他院の悪口を言う

私は地域の基幹病院(その地域の医療の中心的役割りを果たす大きな病院)に勤めているため、他院で手に負えない状態の患者さんを引き受けることがあるのですが、そこで患者さんから言われることがあります。

患者さん
患者さん

前の病院ではちゃんとしてくれなかった。

転院して良かったです。

患者さんなりに、気を遣って仰っているのも分かりますが、誰かの悪口を言う人には、「私達のことも悪くいうんだろうな」という気持ちになってしまいます。これは、患者さんに限ったことではなく、「人の悪口を言う人は信用されない」ということです。

一方、建設的な意見は歓迎です。前医で嫌な思いをしたのなら、具体的に何が問題だったのか、遠慮なく伝えてください。医療者側にも足りないことは沢山あるでしょうから、改善につながるかもしれません。

まとめ

以上、診察室で医師に嫌がられるNG行動5選でした。

  1. 面談内容を録音する
  2. 理解してないのに「お任せします」と言う
  3. ネットで調べた間違った知識を信じ込む
  4. お金を渡そうとする
  5. 他院の悪口を言う

エラそうな記事になってしまったのではないかと心配していますが、診察室での医師のTop Priority(優先順位の最も高いこと)は、「良い患者医師関係を築いて、治療を円滑に進める」ことです。そのために避けたほうがよいNG行動をまとめてみました。

参考になれば幸いです。

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